コピー配当機能では、紐づけられた戦略口座で利益が発生した場合、戦略プロバイダーが資金を出金するときに、投資口座から投資ウォレットへの割合に応じた出金を自動化できます。
戦略プロバイダーが利益を出金する際、コピー配当によりインベスターに投資利益の一部が配布されます。 コピー配当は、投資口座からインベスターの投資ウォレットに自動送金されます。 これにより、インベスターは戦略のコピーを終了した際だけでなく、戦略プロバイダーが出金を行う際に継続的に利益を得ることができるようになります。
以下の点にご留意ください。
- コピー配当は、投資が利益を上げた場合にのみ、インベスターの投資ウォレットに送金されます。
- 一切の決済逆指値(S/L)または決済指値(T/P)設定の変更は、コピー配当が差し引かれた後にのみ適用されます。
- コピー係数は、コピー配当が発生したか否かに関わらず、戦略プロバイダーによる出金後は一切変更されません。
コピー配当額は、戦略プロバイダーの出金の割合に基づき計算されますが、投資純利益を超えることはできません。
コピー配当計算式は、次のとおりです。
コピー配当額 = 戦略プロバイダーによる出金 × コピー係数(上限はコピー配当の最大額)
投資純利益 = 投資の有効証拠金 + 支払済みコピー配当 - 投資金額
注:戦略プロバイダーによる出金額には、上限はありません。 戦略プロバイダーは、ファンドから任意の額を出金できます。
注:
- コピー配当の最大額 = 投資純利益 - 支払い済みコピー配当
インベスターが以前にコピー配当を出金していない場合:
- コピー配当の最大額 = 投資純利益 = 投資の有効証拠金 - 投資金額
コピー配当の仕組み
コピー配当で発生し得るいくつかのシナリオの例を以下に掲載します。
例:
インベスターが10%を戦略のコピーに投資しているとします。
- 戦略プロバイダーが戦略で1,000 USDの有効証拠金を持っており、手数料率は30%に設定しているとします。
- インベスターがUSD 100をこの戦略に投資すると、コピー係数は0.1(10%)となります。
- 戦略プロバイダーがUSD 500の利益を上げたとします。 この戦略への投資の収益計算は、USD 500 × 0.1 = USD 50となります。
- 手数料の30%はこの後計算されます。USD 50 × 30% = USD 15が戦略プロバイダーへ支払われる手数料となります。
以下のシナリオでは、戦略プロバイダーが戦略から出金することを選択した金額に応じて、コピー配当が計算される仕組みについて説明しています。
シナリオ1
戦略プロバイダーが戦略からUSD 200の利益を出金するとします。
- この時点のコピー配当の最大額は、50 USD(投資利益) - 15 USD(含み手数料) = 35 USDです。
- 戦略プロバイダーの200 USDの出金に、コピー係数0.1を掛け合わせると、20 USDとなります。
- この値はコピー配当最大額の35 USDより低いため、インベスターへのコピー配当は20 USDとなります。
シナリオ2
戦略プロバイダーが戦略から250 USDの2回目の出金を行うとします。
- この時点でのコピー配当最大額は、50 USD(投資利益) - 15 USD(含み手数料) - 20 USD(出金済コピー配当) = USD 15となります。
- 戦略プロバイダーの250 USDの出金にコピー係数0.1を掛け合わせると、25 USDとなります。
- この値は、コピー配当最大額の15 USD未満となります。 インベスターへのコピー配当は、15 USDとなります。 これは10%の配当割合とは合致しません。
コピー配当による決済逆指値(S/L)と決済指値(T/P)への影響
決済逆指値(S/L) および決済指値(T/P) の設定は、コピー配当を差し引いた後にのみ更新されます。
注:コピー配当出金後のSL/TP = コピー配当出金前のSL/TP - コピー配当額
この差引の結果がゼロ以下になると、SLはキャンセルされ、インベスターにプッシュ通知が届きます。
注:インベスターの投資ウォレットに入金されるコピー配当は、投資有効証拠金には含まれません。