戦略プロバイダーが戦略の利益を出金すると、投資で利益が得られた場合はコピー配当によりインベスターに投資利益の一部が配当されます。 コピー配当は、投資口座からインベスターのウォレットに自動送金されます。 これによりインベスターは戦略プロバイダーと同じように利益を得ることができ、こうした払出しは投資期間が終了するまでに限定されず、インベスターが戦略のコピーを中止するまで行われます。
コピー配当の重要な注意点:
- コピー配当は、投資が利益を上げた場合にのみインベスターのウォレットに送金されます。
- 決済逆指値(S/L)または決済指値(T/P)の設定の変更は、コピー配当を差し引いた後に適用されます(後ほど例を示します)。
- 設定済のアラートは、コピー配当により更新されることはありません。
- コピー配当が発生したかどうかに関係なく、戦略プロバイダーの出金後もコピー係数は変化しません。
コピー配当額は、戦略プロバイダーの出金の割合に基づき計算されますが、投資純利益を超えることはできません。 投資純利益は、投資額と現在の取引期間に支払われる変動手数料から差し引かれる投資の有効証拠金として計算されます。
コピー配当の仕組み:
- 戦略プロバイダーが戦略にUSD 1,000の有効証拠金と30%の手数料を設定しているとします。 インベスターはこの戦略にUSD 100を投資し、コピー係数を0.1(USD 100 / USD 1,000 = 0.1)にしました。
- 戦略プロバイダーがUSD 500の利益を上げたとします。 この戦略への投資の収益の計算はUSD 500 × 0.1 = USD 50となります。
- 手数料の30%は次のように計算されます:戦略プロバイダーへ支払われる手数料は、USD 50 × 30% = USD 15。従ってインベスターの純利益は、USD 50-USD 15 =USD 35です。
- インベスターの純利益は、コピー配当によって支払われる可能性のある最大額です。
- 支払われる金額がインベスターの純利益より少ない場合、全額がインベスターに支払われます。 ただし、支払われる金額がインベスターの純利益以上の場合は、インベスターの純利益であると示されている金額のみが支払われます。
戦略プロバイダーが戦略から出金することを選択した金額に応じて、考えられるコピー配当シナリオは2つあります。
シナリオ1
戦略プロバイダーは、戦略からUSD 200の利益を出金することにしました。
- 出金時、戦略からの出金USD 200にコピー係数0.1を掛けたUSD 20が払出しとしてインベスターに支払われます(USD 200 × 0.1 = USD 20)。
- 従って、インベスターの純利益であるUSD 35よりも少ないUSD 20がインベスターに支払われます。
シナリオ2
戦略プロバイダーは、戦略からより多くの利益を出金することにしました:USD 500
- 出金USD 500にコピー係数0.1を掛けると、潜在的な払出しはUSD 50になります(USD 500 × 0.1 = USD 50)。
- ただし、USD 50はインベスターの純利益USD 35を上回っているため、 潜在的な支払限度額USD 35が支払われます。 (USD 50 > USD 35 = USD 35)
- 最終的に、この出金によってインベスターに USD 35が支払われます。この金額は、 インベスターの純利益に基づいた支払限度額です。
- インベスターのコピー配当は 10%の配当割合とは合致しません。
コピー配当による決済逆指値(S/L)と決済指値(T/P)への影響
決済逆指値(S/L) および決済指値(T/P) の設定はコピー配当を差し引いた後にのみ更新されます。
投資家がUSD 1,000の有効証拠金を保有しており、USD 400の決済逆指値(S/L)、USD 1,600の決済指値(T/P) を設定したとします。 コピー配当がUSD 300になると、決済逆指値(S/L) はUSD 100に調整され、決済指値(T/P) はUSD 1,300となります。 または、コピー配当がUSD 500になると、決済逆指値(S/L)は削除され、決済指値(T/P)はUSD 1,100になります。
コメント
0件のコメント
記事コメントは受け付けていません。